2007年05月25日
こどもたちと遊ぶ。こども映画祭企画
桜坂劇場のPanaで『ヤノベケンジ:ドキュメント子供都市計画』(ビーケーワン)っちゅう本を購入。2004年に金沢21世紀美術館で、ヤノベケンジがおこなった180日間のアートプロジェクトのドキュメント本だ。金沢21世紀美術館は沖縄から遠くあこがれている美術館だか、そこで行われた非常にワクワクさせられるイベントの様子が収められている。もう、プロジェクト開始前に描かれたというイメージイラストにクラッときた。子供たちが立ち尽くす背後に見える未来都市。その中心に巨大ロボ。まさに夢の風景。まるで大阪万博だ!と思ったら本の中でヤノベ自身が万博について言及している。天才漫画家、浦沢直樹の『21世紀少年』を読むまでもなく、大阪万博は当時の子供たちのトラウマになっているのだ。トラウマというと悪い意味だが、子供の成長に深く刻まれる忘れられない体験。そういうことが大事なんだよね。桜坂劇場は毎年、こども映画祭というのをやっているが、子供向けの映画を上映するだけではやっぱつまんないということに気がついた。映画も大事だが、それ以上に劇場で体験できること。それが一番重要なのである。なにかヒントになるのではと思って買った本だったけど、それ以上に刺激的なイメージがビンビンつたわってきた。たとえば『ロッテ・ライニガー』の影絵映画を観た後に、そのまま影絵ワークショップをするとか。または映画館の暗闇で障害物レースなんて、映画館のタブーを犯すのも楽しいかもしれない。劇場を飛び出して、近所の公園のおじさんたちと段ボールハウスを造るとか…。そんなバカバカしいけど楽しいことが必要なのである。
そういえば、子供時代の僕が、映画館で一番楽しかったことは、自分の帽子を放り投げることだった。行儀の悪い話だが、僕の帽子の影がスクリーンに映る興奮は忘れられない。ゴジラと僕の帽子が銀幕で華麗なる共演をしていることの興奮!あの感動がなければ、僕は映画を作っていなかったかも知れないと、マジで思うくらい。だから映画館は楽しいのだ。そして未来のために劇場は楽しくあるべきだ。
細かいプログラムを考えるのはちょっと置いといて、そんな方向性を固めることにした。さっそくヤノベケンジのイラストを事務所の壁に貼ってみた。なんかおもしろいアイディアが、みんなから聞けることを期待しつつ。
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