2008年02月29日

街元気セミナー

本日、桜坂劇場のホールAで『街元気セミナー in 沖縄~中心市街地賑わい創出の仕掛け~』という講演とシンポジウムが開催されました。シンポジウムって、なんかよくわからないまま話をして終わりというのも中にはありますが、今日の話しはすごく刺激を受ける、内容の詰まった場になりました。

第一部の中小機構・まちづくりサポーターの服部年明さんの講演は具体的な事例がおもしろく、喧嘩しながらも街を再生させてきたようすが目に浮かぶような話でした。桜坂劇場もそうですが、痛みを追わなければ変わらないことはいっぱいある。逆に言うと痛みを避けてずるずるとやっていると、どんどんダメになるのね、ってことですよね。

第2部は那覇とコザから街造りに関わっている人々を呼んでシンポジウム。僕も登壇して話をしました。他の登壇者はそれぞれ街のあちこちと連携をとったり、まとめたり大きな仕事をしている人ばかり。僕らの場合は街造りと言うよりは劇場運営で手がいっぱいなのですが、集客施設としての劇場を守ることが地域の役に立つはずだと言う自覚は持っていたいと思うので、そんなことから話をさせてもらいました。みんなに共通して言えることは、バラバラな人々を結びつけていくたいへんさと、土地に対する愛着ということでしょう。

人が集まらなければ劇場は成立しないわけで、街というくくりの中で桜坂劇場がどういう位置にいなければならないのか。そんなことを僕も含め、スタッフ一人一人が意識しなきゃいけません。反省も含め考えさせられます。  

Posted by 真喜屋 at 22:16Comments(0)TrackBack(0)日記

2008年02月21日

『小梅姐さん』は戦前のJ-POPスターだ?

今日は早朝の空いた時間を使って『小梅姐さん』の特別試写。小梅姐さんとは、戦前から活躍していた民謡歌手で、本業は芸者さん。全国的に「黒田節」「炭坑節」を全国的にヒットさせた大スターだ。昨年東京でチラシを見つけて気になっていた。まるで蝶々夫人を歌うオペラ歌手のように恰幅のいい着物姿の芸者さんの写真は、聞く前からその声の素晴らしさを期待させられてしまうのだ。

そのご制作に関わったスタッフが劇場に売り込みにやってきた。感覚的にこういう作品は、高齢者受けの良い作品だと感じた者の、日本民謡というジャンルが、どれだけ沖縄のおじぃ、おばぁにうけるのかは、全く未知数なのだ。その辺の状況をつかむための早朝試写会でもあったわけです。

で、その試写の結果はまずまずの手応え。見にきたときに赤坂小梅といってもピンと来ていないようだったので心配だったのですが、いざ映画を見終わると、小梅さんの生涯の物語はもちろん、懐かしい歌が多く聴けて嬉しいという声が聴けました。そう、歌手のことは知らなくても、音楽は覚えていたわけです。

白百合クラブのメンバーもそうなんですが、昭和初期の人々というのは日本民謡もけっこう知っているんですね。琉球民謡があるから日本民謡は聞かないということはないんですね。考えてみたら、今だって沖縄の人は沖縄民謡を聞くけど、一番流行っているのはJ-POPなわけで。本土で流行っていたのなら、沖縄の人も知っていて当然なはず。とは言え、赤坂小梅をどうやって、観客の記憶に結びつけるか。そこは一つの宣伝のポイントでしょう。

公開は5月の予定。できれば母の日にオバアがいっぱいやって来るような状況を期待しつつ、もろもろ計画中です。
(真喜屋)  

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2008年02月20日

今月の業務試写

『線路と娼婦とサッカーボール』と『ベティ・ペイジ』の2作品を試写。マスコミのかたよりも、最近グアテマラから帰ってきたというJICAの関係のかたが大挙来てくださいました。そう『線路〜』はグアテマラが舞台の傑作ドキュメンタリー。もちろん評判はすこぶる良い。今回の上映もJICAさんが協力して盛り上げくれています。グアテマラでの活動状況の写真パネル展。そしてこれが素敵なのだが、グアテマラの服や小物の展示販売(写真)。中南米の色彩感覚ってポップとキュートの間くらいで、なんかいいあんばいな気持ちよさがあります。けっこう見とれている人も多い。映画に引っかけて、こういう展示はどんどんしていこうと思います。
  
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2008年02月02日

『中学生日記』上映

山下敦弘監督の『中学生日記』の特別上映。これは『童貞。をプロデュース』の松江監督が一押しだったので、『天然コケッコー』上映にあわせて、土曜夜の一夜限りの上映。一回だけの上映とはもったいないが、すでに1月のプログラムが固まったところで無理やりねじ込んだ作品なのでしょうがない。22:40からの上映というハンディがあった24人の観客が訪れる。それ以外にも仕事の終わったスタッフも集まってなんか賑わっていた。この上映にあわせて、東京から映画の出演者たちが三人やってきた。

上映終了後、簡単なトークショー。撮影秘話などをお聞きしました。なれないトークショーに役者三人が固まるのが、逆におもしろくて観客に設けていました。この日販売した『中学生日記』のDVDも完売。映画が受入れらたってことですね。安心。

この映画はニューシネマワークショップの授業の一環として作られた物で、講師の山下監督が、生徒達にシチュエーション説明して、芝居を作りながら物語も作っていったもの。僕がコザでやっているものと、基本はいっしょだけど、こっちはもっと時間をかけて芝居を作っている。

最近は、いわゆる深夜番組ノリな映画があるが、ギャグの連打に力は注ぐが、キャラクターに深みのない作品が多い。感情移入するからこそ、シュールな展開でも笑えるし、見終わった後も心に残るはずなのだが、その場凌ぎのギャグで盛り上がろうというのは、チャレンジとして甘いなあと思う。でも『中学生日記』や、夏に公開した山本政志監督『聴かれた女』のように、映画監督が作る作品は低予算であっても、キャラクターの描き込みがしっかりしていて、ギャグへの感情移入や、見終わった後の充実感が違う。すべてがそうだとは言わないが、少なくとも『中学生日記』のおもしろさは、作り手の映画監督らしさからくる物語への信頼と愛情を感じました。機会を作ってまた上映してみたいです。  
タグ :山下敦弘

Posted by 真喜屋 at 23:19Comments(0)TrackBack(0)映画紹介

2008年02月02日

シネアドがスタート

今日からいろいろ封切り。話題作の『天然コケッコー』『PEACE BED アメリカ vs ジョン・レノン』など、今日一日で9本の映画を上映する。しかも今日からシネアドがスタートするので映写担当は大変だ。

シネアドはビデオ・プロジェクターで上映する予告編。右の画像はその一カット。上映時間からスタートではなく、客入れ中の休憩時間での上映となる。一般の広告とライブ情報や、PANAの一押しグッズ、Cha-gwaの今月のメニューなど、大画面で宣伝します。余裕が出来たらジングルなど入れて凝った作りにしてみたいと考えています。一般公募しておもしろいキャッチなんか上映するというのも、クリエイターの刺激になるならやって良いなと思います。今後の展開をお楽しみに。

広告ついでにもうひとつ。劇場の前で看板職人の喜納さんと立ち話。桜坂劇場には幅5メートルくらいの大看板がある。昔懐かしの手書き看板で、微妙なソックリ度というか、似てない感じが味わえる逸品だ。現在は『歓喜の歌』を掲揚中。

喜納さんは桜坂市民大学でも看板描きの講座を担当していただいている。これからは受講生の作品を屋外に立てて地域の呼び物にしていくのだそうだ。ワークショップで作ったものは、とにかく世に出していくべきだと思っているので、ぜひぜひ大々的にやってちょうだいと、お願いする。  

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2008年02月01日

公民館の時間とテルミン

那覇の若狭公民館で出張上映。僕の地元ということで、時間を盗んで様子を見に行く。上映はブルーレイディスクを使ったハイクオリティなデジタル上映。作品は『伊豆の踊子』。ご近所の老人を中心にお客さんは悪くないくらいは入っていました。と思ったら、母親が近所のお友だちと見にきていました。感謝。

ついでに公民館の中をぐるぐる回り、ほのほのぼのとした雰囲気にノックアウトさせられる。激しくジェラシーだぜ!…なんというか地域との密着性というのでしょうか。お客さんが生活の延長でやって来る感じ。それがすごいなと感じる。桜坂劇場の周りは民家が少ないので、子どもが少ない。だから公民館の図書室で、幼児を連れたお母さんが絵本を選んでる感じなんかは、ただひたすらいいなあ〜と思って眺めてました。桜坂劇場もまだまだだなと痛感。それは商業施設と公共施設の越えられない壁なんでしょうか?無い物ねだりか…。でも昔、台湾のおしゃれな本屋、誠心書店で床にペタンと座り込んで絵本を読み聞かせ中の母子を見かけたことがある。なんかね、いいっすよ。そんな風に記憶に残るような場所になっていけば嬉しいなと、思うのであった。

スタッフの一人がテルミンを持ってきた。テルミンは旧式の電子楽器。ビービー音をたてているが、アンテナにてを近づけると音程や音量が変わる素敵な楽器。50年代SF映画のUFOが飛んでくるときの効果音なんかそうである。『大人の科学』という雑誌の付録で、手のひらサイズの頼りない奴だが、アンプにつなげばそれなりの音になるだろうと思う。これいっぱい集めてバンド作れないかと真剣に考える。ワークショップあたりでやりたいね。  

Posted by 真喜屋 at 19:19Comments(0)TrackBack(0)日記