2008年01月25日

桜坂シネマ倶楽部

今日も桜坂市民大学の研究ラボ。桜坂シネマ倶楽部の日です。桜坂劇場をはじめ様々な映画ファンに映画についてもっと掘り下げてもらおうというラボ。映画は観たまんまの感想というのも楽しいが、そこから広がる興味や、知っているともっと映画の内容がわかる文化的背景など、いろいろな情報がある。それを調べて映画にもっと親しんでもらう。

『いのちの食べかた』からレイチェル・カーソンの『沈黙の春』について調べた人もいれば、『カンナさん大成功です!』から韓国の整形事情を調べた人もいた。なかでも笑ったのは『リバティーン』から、なぜ当時の女性の服の胸ぐりがあんなにあいているのか気になって調べたという人がこと。「とうじのファッションの中心はスペインで〜」という説明から始まり、「当時の日本は江戸時代でちょんまげでした」と広がっていく。どうでも良いことかもしれないが、視点がひろがっておもしろい。場所もスタジオではなくCha-gwaでコーヒーを飲みながらというのも良かったのか。

ただし、楽しんでばかりもいられない。研究ラボの目的は自分たちが楽しむためだけではない。この成果をどうやって世間に出していくかが問題。その点を全員に口が酸っぱく念押し。次週の分からは劇場内で閲覧可能な状態を作ります。お楽しみに。そう研究とは不特定多数の幸せのためにやるもので、自己満足のものではないのだ。そこがきっと劇場という場所としっくりあっている部分だと思う。  

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2008年01月17日

研究ラボは、桜坂市民大学の新機軸!

月曜からスタートした桜坂市民大学。今までやってきた桜坂劇場ワークショップの拡大版で、講座数も倍以上ある。中でも僕が個人的にやりたかった企画が、研究ラボというカテゴリー。研究ラボに講師はいない。テーマを掲げて参加者を募り、そのテーマにそって期間内で結果を出し、成果報告をする。大学のゼミや研究室のようなものといえばいいだろうか。テーマに沿って習いたいことがあれば、参加者自身が探して習いに行けばよい。桜坂劇場の仕事は進行管理。なにかが動き出すきっかけを作ることが最大の目的。クリエイティブの可能性を広げる企画になると考えています。

水曜日の『県産品プロデュース』の研究ラボの参加者は四名だった。ただし一人は休み。ラボの説明をおこない、方向性を理解してもらう。その後、みんなでフリートーク。県産品の定義とは?自分が思い描く県産品、そのアイディア。とりとめもない話が一段落したところで、次回までにできるだけ多くの思いつきを簡単な企画書に落とし込んでプレゼン大会をおこなうことにする。企画書の形は特に指定しない。大事なのは自分の思いつきを形に落とし込むこと。そしてそれを説明することだ。そうすることで、アイディアが転がり出すし、転がらないアイディアは捨てて身軽になればよい。何を目標にするかは、三~四回目までには決めることにした。大量の企画書を書くのも一つのゴールだし、何かの製品を作り出すことも可能性としてはあるはず。初回の受講の時間が終わっても、メンバーは全員、劇場のカフェで長々と話し込んでいた。始めて会った人たちが、目的を持って話し込んでいるのが、何だか頼もしい。

県産品というキーワードが持つ、様々な意味合いもまた、世に問うてみるとおもしろいだろう。単なる商業製品の開発にとどまらず、沖縄のアイデンティティに抵触するきわどさがあるから。

もう一つは木曜日の『特集上映を考える』というテーマの研究ラボ。桜坂劇場でかける特集映画を提案するラボだ。ものすごく映画に詳しい人もいれば、何も知らない人もいる。これは僕自身も勉強になれば良いなと思っているラボ。これも宿題を出して、本格始動は次回からという感じです。  

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2008年01月07日

『シュワンクマイエルの不思議な世界』のスタジオ上映

今日は朝からスタジオの工事。ワークショップの拡大に伴い、今まで教室に使っていた桜坂スタジオを2分割しているのだ。とは言っても、桜坂劇場の中にこんなスペースがあることを知っている人は、ワークショップで訪れた人だけですね。実はこういうフリーなスペースがあるんです。


ここで1/13(日)ビデオ上映会をおこないます。作品は『シュワンクマイエルの不思議な世界』。小規模ながら、実験的な作品やマイナーな作品を上映するたの機会を作ってみたいということで開催です。
料金は劇場上映ではないので800円とリーズナブル。高校生は500円です。

一回目の上映が終了したところで、ハリウッド帰りの双子の兄弟《比嘉ブラザーズ》に登場していただき、人形アニメーションの魅力と作品解説をしてもらおうと思います。

チェコを代表するアニメ作家というより、シュールレアリストの作家、シュバンクマイエルの奇妙な世界をごらんになるチャンスです。

余談ですが、今回高校生料金を500円に設定したのは、僕ら始め、比嘉ブラザースも、映像の魅力にとりつかれ他のがその年齢のころだったということがあります。あの頃は今以上に沖縄では映画を観る機会もなく、情報も限られていました。もっと若い人に情報を届けたいというのは、やっぱ考えてしまいますね。

も一つ余談ですが、今日は沖縄タイムスと、琉球新報の金曜夕刊の映画欄の記事を書きました。『厨房で逢いましょう』です。こちらは大人が楽しめる恋愛ドラマ。すんごく良いですよ。  

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2008年01月06日

《シネマ手帖増刊号》配布開始!次の展開は?

12月まで2期続けてやってきた『映画評論とフリーペーパーを作っちゃうぞ』ワークショップの受講生のパープルさん(仮名)が、これまでの活動をまとめたフリーペーパー《シネマ手帖増刊 よりぬきシネマ手帖》を持ってきた。でき上がったものはこれまでの二期分の活動をまとめた総集編で、ボリュームもある。自腹でカラーコピーしたという表紙もキャワイラシイ小猫ちゃんという卑怯な作り。なによりも思い入れたっぷりの前書きを読んで感動してしまいました。

次回から、このワークショップは名前を変えて《桜坂劇場PRESS編集室》として動き出します。映画評論だけでなく、ネタの宝庫とも言える桜坂劇場を中心に、インタビューや取材、コラム。もちろん映画評も掲載するようなフリーペーパーを作ってもらうつもりです。《研究ラボ》という新しいカテゴリーは、参加者により自発的な企画運営を奨めるための活動形態だと考えていください。よりクリエイティブな展開を、乞うご期待!

しかし、作ったものに各人が愛着を持って、ワークショップ終了後に作品を持ってきてくれるのは、すごく嬉しい。これは映画制作のワークショップのOBチームでもそうで、みんなの課外活動が、目に見える形で広がっていくと、こっちもやりがいがある。もっとも、僕が講師として怠け者のせいで、受講生達が勝手に育っているということなのかもしれないが…。

言い訳ではないですが、何かを創りたいと思う人は、最後は自分でがんばるしかないんですよ。そのための仲間探しにワークショップ、もとい桜坂市民大学がお役に立つように活動したいと思います。  

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2007年05月27日

愛と欲望の新ワークショップ始動

桜坂劇場ワークショップ第5期が先週月曜日からスタートした。僕が担当するのは二つで、一つは映画制作講座中級篇。こちらは講師を『沖縄のこわい話』で知られる映画監督、新垣映画組合の新垣善広さんにお願いしているので、僕は制作を受け持つ。もう一つは僕が講師を務める『映画評論とフリーペーパーを作っちゃうぞ』講座。

僕の担当する講座は基本的なポリシーがある。それは基本何も教えないということ。ワークショップの言葉の定義はよく知らないけど、いわゆるカルチャースクールとは違うと思っている。僕が講師として大切にしているのは、目標を設定すること。目標とは個人的な知識を上げるなどという小さなことではない。何かを世に産み落とすことだ。ワークショップを通して、世の中とつながり、広がっていくこと。ワークショップは、受講生にとって、そのおもしろさを知る道具でしかない。手段はそれぞれちがうけど、すべてのワークショップはそこ目指すべきと思う。

目標と活動の場所を作れれば、やる気のある人たちは勝手に動き出す。大事なことはみんながやりがいのあることを僕らがプロデュースすること。そうすれば勝手に動き出すので、世の中は楽しくなり、僕ら講師は楽できる。いや、楽したいわけじゃないんだけどね。一番大変なのは、受講者にあった適切な夢というか、目標を描き出すことが大事なんだよね。これは映画監督をしてても同じだと思う。

土曜日に始まった『映画評論とフリーペーパー』のワークショップは、まず映画の評論を毎週書いてくるようにと宿題を出して、次週から発行予定のフリーペーパーの企画会議をした。僕はチャチャをいれつつ眺めていた。最初はなかなか進まなかったが、フリーペーパーのタイトルが決まったあたりから、「評論の宿題を自由課題ではなく、テーマを決めて特集を組んだりしたらどうだ」とか、受講生からアイディアが飛び出してきた。人というのは、可能性が見えた瞬間、やりたいことが吹き出すように生まれくるのだ。受講生の欲望がフツフツと湧き出す音を聞くことこそ、ワークショップ講師の醍醐味。僕の思惑を超えて、能動的な受講生たちの活動が広がっていくことを祈ります。次回以降の講師が楽しみでしょうがないです。

PS 映画制作講座の卒業生たちは、現在、沖縄映画塾というサークルで、勝手に映画を作り始めています。世の中が動いているのは楽しいことです。  

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2006年08月07日

子供向けのアニメ講座

長いことブログを書いていなかったんで書かなきゃいけないことが盛りだくさんである。中でも印象的だったのは、子供向けワークショップでアニメの講師をしたことだった。昨年やったときは一日で何もかもやるのが大変だったんですが、今年は三日間で時間をかけて充実していました。
内容は初日は子供たち自身をコマ撮りで撮影。まさに体で動きを撮影するということを体感させる。子供たちも自分が映っているので、楽しそうだった。残りの二日間は自宅からお気に入りの玩具を持ってきてもらい、それをコマ撮り。もちろん玩具どうしでその場でお話を作って短いアニメを作るのだ。最初はいろいろアドバイスをしていたんだけど、だんだん暴走にも近い物語を作り始める様は頼もしいにもほどがある。残念ながら時間も足りないので、ややスケールダウンしてもらわねばならないほど。素晴らしかったのは、初日はでたらめな動きでアニメの理屈をまるで理解できてなかった子供たちが「こうやらないと動いて見えない!」とか言って、アニメの作り方を身に付けてくれたこと。でき上がった作品もなかなか楽しく。子供たちも満足げに帰ってくれたこと。夏休みといわず毎月やりたいプログラムでした。  

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2006年04月07日

ワークショップ終了?

第一期の『桜坂劇場 実践 行動 体験 ワークショップ』が今週で10週目。昨日、僕が担当している『映画祭プロデュース』『映画配給・宣伝・上映』のコースが終了した。
終了したといっても、映画祭はプロデュースのチームは、ミニ映画祭を立ち上げるべく、実行委員会の結成式となった。ここから新たな動きが生まれていってくれれば嬉しいです。

あと某雑誌から、ワークショップのことで書いて欲しいと依頼。ちょっとした原稿かとおもったら、10ページの特集ページだった。冷や汗…
先週出しそびれたドキュメンタリー映画関連のメルマガ『neoneo』の原稿もまだ仕上げてないのに。ちなみに今日の夕刊の映画紹介も書いてます。  

Posted by 真喜屋 at 10:35Comments(1)TrackBack(0)ワークショップ